高校以下長距離(Track&Road)

遠藤日向選手紹介 高校最強!東京五輪で世界の壁をぶち破るモンスター!

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高校陸上競技の中・長距離界において現役高校生最強で、国内には敵なし状態のまさに怪物ランナーが遠藤 日向(えんどうひゅうが)選手となります



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彼の一番の魅力は何といってもラストのキレでしょう。

ラスト400m、100m、50mと限界を超えたギアチェンジを何度も見せてくれます。

競り合っている人からすると、一体彼には何段ギアがあるんだという気持ちになってしまうくらいのギアチェンジで、スピードをラストまで出し切れる力がすさまじいです。

プロフィール

氏名 遠藤 日向
生年月日 1998年8月5日
高校 学法石川高校(福島)
所属 住友電工(内定)

国際大会に出場した経験から海外勢との「スピードの差」を痛感したことがきっかけで、よりスピードを身に付けるためのトラック競技に腰を据えて練習ができるという理由から高校卒業後は大学進学ではなく、実業団に進む道を選んだようです。

余談ですが、学法石川高校って石川県ではなく、福島県の高校だったのですね。

学法石川高校の1学年上で、名門中央大学長距離ブロックで1年生ながら副主将を務める田母神一喜選手と仲がよさそうですね。

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自己ベスト

1500m 3分45秒58 ※高校生歴代4位
3000m 7分59秒18 ※高校生歴代1位
5000m 13分48秒138 ※高校生歴代7位
10000m

改めて並べてみると驚異的な成績ですね。ただ、ただ驚くばかりです。

現役高校生のトップとしてだけではなく、歴代でもトップレベルのポテンシャルを持っているため、今後の成長がますます楽しみです!

黒人選手も入れた国内歴代の4位にランクイン。

ビダンカロキ選手より上に位置するとは驚愕です。まさに国内では異次元のモンスターランナーですね。

しかも本人は7分57秒のジュニア記録を狙っていたらしく、この記録でもレース直後はハチマキをとって悔しがっていたとか・・・我々の理解を軽く超えてくる存在ですね。

駅伝成績

2014年全国高校駅伝 3区 13位(24分22秒)
2015年都道府県駅伝 1区 14位(20分27秒)
2015年全国高校駅伝 3区 4位(23分51秒)
2016年都道府県駅伝 1区 1位(20分04秒)

全国高校駅伝/都道府県駅伝には1年生から出場しております。
2年生になると、2015年全国高校駅伝3区4位(上位3人は全員外国人選手)、2016年都道府県駅伝1区1位という実績を残しています。
各校のエースが集う区間にもかかわらず、1学年上のモンスター世代の先輩たちも抑える走りは圧巻の一言です。

特に2016年都道府県駅伝では、ラストの粘りに定評があり、2016年の出雲駅伝で1年生ながら1区2位と東海大学で旋風を起こしている鬼塚翔太選手をも超えるラストスパートのキレを見せてくれています。

https://twitter.com/LemonTea4869/status/785469545074929664

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ロードでも圧倒的な成績を収めており、トラックだけではなくロードも抜群に強いことがわかります。

こうなると箱根駅伝など大学3大駅伝での活躍を見たかった気持ちも正直ありますが
それよりも、現在世界との差が非常に大きく広がってしまっているトラックで、日本最高といっても過言ではないほどのポテンシャルを秘めた選手がどこまで戦うことができるのか、その挑戦を楽しみにして応援していきたいと思います。

主な歴代記録

日本 男子高校生3000m PB歴代10傑

順位 タイム 名前 所属 日付
1 7分59秒18 遠藤日向 学校法人石川高等学校 2016年10月16日
2 8分04秒99 大森龍之介 佐野日本大学高等学校 2016年9月17日
3 8分05秒82 佐藤悠基 佐久長聖高等学校 2004年6月5日
4 8分08秒57 西池和人 須磨学園高等学校 2010年8月22日
5 8分08秒71 吉田圭太 広島県立世羅高等学校 2016年4月10日
6 8分09秒66 石川颯真 佐野日本大学高等学校 2012年9月15日
7 8分09秒77 塩澤稀夕 三重県立伊賀白鳳高等学校 2016年9月17日
8 8分09秒91 北魁道 広島県立世羅高等学校 2009年10月10日
9 8分10秒54 西山雄介 三重県立伊賀白鳳高等学校 2012年9月22日
10 8分11秒75 竹内一輝 広島県立世羅高等学校 2009年4月19日

歴代の名だたるメンバーの中、1人だけ7分台に突入する断トツの記録ですね。
このスピードを磨くことでどこまで世界に通用できるのか非常に楽しみです。

アジア ジュニア(20歳未満)3000m PB歴代10傑

順位 タイム 名前 場所 日付
1 7分44秒30 フェリックス・キクワイ・キボレ ドーハ 2007年5月11日
2 7分46秒49 アベル・ヤゴート・ヤウエル・サレム トリノ 2003年6月6日
3 7分47秒65 アダム・イスマエル・ハミス アルジェ 2006年6月22日
4 7分49秒04 エッサ・イスマイル・ラシド ドーハ 2005年5月13日
5 7分51秒61 アリ・サマル・カメル ヘント 2007年7月15日
6 7分51秒68 ハイレ・イブラヒモフ イスタンブール 2009年6月14日
7 7分55秒85 チャールズ・ベット・コエチ ドーハ 2007年5月11日
8 7分57秒58 大野龍二 網走 2004年6月20日
9 7分59秒18 遠藤日向 住友電工杯 2016年10月16日
10 8分01秒51 ムスタファ・アハマッド・シェブト テッセンデルロ 2005年8月20日

アジアジュニア(20歳未満)の歴代10傑にも割り込んできていますね。既に世界の壁に手を掛け始めているのかもしれないですね

世界 ジュニア PB歴代10傑

順位 タイム 名前 場所 日付
1 7分28秒19 ユーミフ・ケジェルチャ パリ 2016年8月27日
2 7分28秒78 オーガスティン・キプロノ・チョゲ ドーハ 2005年5月13日
3 7分29秒11 タリク・ベケレ リエティ 2006年8月27日
4 7分30秒36 ハゴス・ゲブリウェト ドーハ 2013年5月10日
5 7分30秒43 イサイア・コエチ ストックホルム 2012年8月17日
6 7分30秒67 ケネニサ・ベケレ ブリュッセル 2001年8月24日
7 7分30秒91 エリウド・キプチョゲ ブリュッセル 2003年9月5日
8 7分32秒37 アブラハム・チェルコス ローザンヌ 2006年7月11日
9 7分32秒72 ジョン・キプコエチ リエティ 2010年8月29日
10 7分33秒00 ハイル・メコネン シュトゥットガルト 1999年6月6日

上位は7分台の前半とは・・・世界の壁はまだまだ高いですね。そんなに甘い世界ではないようですね。

ただ、遠藤 日向選手なら超えられる!東京オリンピックで入賞・・・いや、表彰台に乗っている姿まで想像できます!

いわて国体陸上2016 少年男子 A 5000m決勝の3段ロケット

https://twitter.com/EKIDEN_News/status/785088646361649152

見て頂けるとお分かりになると思いますが、ラストのスピードのギアチェンジが半端ないです。

ラスト1周必死に食らいついた吉田 圭太選手も立派でしたが、追いつきそうになると更にロケットを点火して突き放すという形で、逆転できるイメージがわかないまま、最後は余力を残しながらゴールとしたという印象です。

こうしてみると足の引きつけと腰の高さが他の選手とはかなりちがいますね強さの遠藤 日向選手の強さの秘訣なんでしょうか。

学法石川高校の監督も、遠藤日向選手は骨盤の位置が黒人選手と似ていて前傾している為に脚がまえに出てると分析しています。

遠藤 日向選手は東京オリンピックでメダルを取れる!?

遠藤 日向選手にとって東京五輪出場は、開催地が決まった中学3年からの目標のようです。
「出場するだけでも意味はあるが、メダルを取れたら歴史に名を刻むことになる。精いっぱい頑張りたい」と意気込みを語っており、本人もやる気満々です。

世界のスピードと戦うために自身で選択した実業団(住友電工)で、渡辺監督という最高の指導者のもと、より輝きを増し、きっと我々ファンに夢を見せ続けてくれる存在になってくれるでしょう。

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