現役箱根駅伝ランナーでは竹澤健介選手以来、8年ぶりにオリンピック(2016年リオデジャネイロ)に出場する等、3000m障害で今一番ホットな選手が塩尻和也選手となります。
いやーかっこいいですね。障害のハードルと水しぶきがここまで似合う選手はなかなかいないのではないでしょうか。
プロフィール
氏名 | 塩尻和也 |
生年月日 | 1996年11月8日 |
高校 | 伊勢崎清明高校(群馬) |
大学 | 順天堂大学 |
塩尻和也選手は中学時代は軟式テニス部に所属していましたが、伊勢崎清明高校に進学し陸上競技に本格的に取り組み始めました。
得意種目の3000障害について塩尻和也選手本人は、「走力だけで勝つことができない競技で、そこが楽しい」と語っています。
大学は本人の3000障害を強化したいという意向もあり、3000m障害の日本歴代1位である8分18秒93という記録を持っている岩水嘉孝選手も卒業し、3000m障害を専門としている中村明監督がいる順天堂大学に進学しております。
自己ベスト
800m | – |
1500m | 3分47秒15 (2016年) |
5000m | 13分55秒55(2016年) |
10000m | 28分32秒85(2015年) |
20000m | 59分38秒 (2015年) |
ハーフマラソン | – |
3000m障害 | 8分31秒89(2016年)☆日本人学生歴代4位 |
得意種目の3000障害については、大学2年生ながら既に日本人学生歴代4位となる8分31秒89という記録を残しています。
また、3000障害以外の中長距離の各記録も大学では既にトップレベルの記録を残しており、特に長距離への適応がスムーズに行われ、2015年度大学入学世代の中ではトップと言っても過言ではないほどのの実績を誇っております。
高島平ロードレース 20kmの部
ベンジャミンが優勝、途中離されたり追いついたり粘った塩尻和也が2位。川内優輝がラストで塩尻を追い上げて3位へ。https://t.co/ZsNtYPX7qB— EKIDEN News (@EKIDEN_News) October 17, 2016
優勝 ガンドゥ・ベンジャミン(モンテローザ)59:17 2
2位 塩尻和也 (順天堂大学) 59:36 3
3位 川内優輝 (埼玉県庁) 59:43
主な駅伝成績
高校成績
2015年都道府県駅伝 | 1区 12位 (00:20:17) |
大学成績
2015年全日本駅伝予選会 | 3位 1組 (00:30:07) |
2015年箱根駅伝予選会 | 8位 (00:59:38) |
2015年全日本駅伝 | 4位 2区 (00:38:05) |
2016年箱根駅伝 | 5位 2区 (01:08:29) |
2016年都道府県駅伝 | 13位 3区 (00:24:59) |
2016年出雲駅伝 | 2位 3区 (00:24:51) |
得意の3000m障害だけではなく、ロードでも大活躍をしておりますね。
特に2016年箱根駅伝は1年生ながらエース区間である花の2区で区間5位という活躍で、チームを勢いづけ、順天堂大学の総合6位という好成績に貢献しております。
第92回箱根駅伝 2016/1/2
2区 横浜駅前
石川颯真選手(日大)
髙橋裕太選手(帝京)
塩尻和也選手(順大)
高田康暉選手(早稲田)
大森澪選手(中央学院)
ワークナー・デレセ選手(拓殖)
徳永照選手(中央)
丸山竜也選手 pic.twitter.com/GdVOFHtdw7— MTK(´ω`) (@__aspire) January 2, 2016
主な大会成績
2014日本陸上競技選手権大会 | 3000m障害 | 7位 8分48秒32☆当時高校歴代4位 |
2014世界ジュニア陸上競技選手権大会 | 3000m障害 | 9位 8分45秒66☆当時高校歴代2位 |
2015全日本インカレ | 3000m障害 | 優勝 8分42秒80 |
2015日本陸上競技選手権大会 | 3000m障害 | 6位 8分49秒81 |
2016全日本インカレ | 3000m障害 | 優勝 8分38秒27 |
2016日本陸上競技選手権大会 | 3000m障害 | 2位 8分36秒45 |
2016リオデジャネイロオリンピック | 3000m障害予選 | 11位 8分40秒98 |
得意の3000m障害では日本インカレ2連覇(2015年、2016年)、2016年日本選手権2位と素晴らしい実績ですがなんといっても注目なのは2016年のリオデジャネイロオリンピックに現役大学生ながら出場を果たしております。
出場辞退者による繰上りでの出場となりますが、そんなの関係なくすごいですねー。
現役箱根駅伝ランナーがオリンピックに出場するのは早稲田大学在学時の竹澤健介選手以来、8年ぶりの快挙となります。
【朝日新聞】 五輪代表に陸上・塩尻和也を追加 辞退者が出たため https://t.co/PIRdTkXWgk #olympic
— Olympic All Japanbot (@Olympic_Japan) August 3, 2016
https://twitter.com/yuuko_0113/status/765182252066025472
結果は本人の目指すものとはならなかったかもしれませんが、まずは出場できたことに価値があるので箱根から世界へというフレーズをよく耳にしますが、なかなか苦戦しているランナーが多い実情の中、塩尻和也選手は既に世界へ足を一歩踏み出すことができているのではないでしょうか。かっこいいですね。
これからもわれわれの想像を超える活躍を期待したいところです。リオデジャネイロオリンピックの経験も活かして、是非とも次の東京オリンピックではメダルを獲得して頂きたいですね!
塩尻和也選手の今後の活躍から目が離せません!