2017年10月14日(土)に開催された箱根駅伝予選会で下馬評を覆す3位での見事なシード権獲得により、伝統の中央大学が箱根路に2年ぶりに戻ってきます!
そんな復活の中央大学の2018年第94回箱根駅伝における区間エントリー、注目選手、戦前予想をしていきます。
目次
第94回箱根駅伝2018 中央大学 チームエントリー
選手名 | 学年 | 陸協 | 出身校 | ★5000m 10000mPB |
★20km ハーフPB |
---|---|---|---|---|---|
竹内大地 | 4 | 愛知県 | 中京大中京 | 29分12秒72 | 1時間3分51秒 |
江連崇裕 | 4 | 茨城県 | 水城 | 29分58秒97 | 1時間4分51秒 |
堀尾謙介 | 3 | 兵庫県 | 須磨学園 | 28分34秒54 | ★0時間59分49秒 |
苗村隆広 | 3 | 兵庫県 | 西脇工業 | 29分35秒18 | ★1時間0分50秒 |
神﨑裕 | 3 | 山口県 | 西京 | 29分39秒10 | ★1時間1分28秒 |
中山顕 | 3 | 埼玉県 | 伊奈学園総合 | 29分16秒49 | ★0時間59分36秒 |
関口康平 | 3 | 千葉県 | 幕張総合 | 30分06秒97 | ★1時間1分22秒 |
舟津彰馬 | 2 | 福岡県 | 福岡大大濠 | 28分35秒07 | ★0時間59分48秒 |
安永直斗 | 2 | 広島県 | 世羅 | 29分29秒53 | ‐ |
冨原拓 | 2 | 香川県 | 尽誠学園 | 29分36秒88 | ★1時間1分53秒 |
岩佐快斗 | 2 | 神奈川県 | 大磯 | 30分09秒06 | ★1時間0分58秒 |
池田勘汰 | 1 | 岡山県 | 玉野光南 | 29分13秒59 | ★1時間0分57秒 |
畝拓夢 | 1 | 岡山県 | 倉敷 | 29分35秒83 | ★1時間0分22秒 |
大森太楽 | 1 | 鳥取県 | 鳥取城北 | 30分31秒02 | 1時間5分15秒 |
加井虎造 | 1 | 兵庫県 | 西脇工業 | 29分08秒09 | 1時間8分35秒 |
川崎新太郎 | 1 | 滋賀県 | 水口東 | 29分44秒39 | ★1時間1分22秒 |
※畝拓夢選手を筆頭に1年生の戦力はシード校と遜色ないほどの充実ぶり、更に3年生の中山顕選手、堀尾謙介選手の両エースに、2年生ながら主将を務める頼れる舟津彰馬キャプテンを合わせた3枚看板が強力も、選手層の薄さがカギを握るか!
強力な看板選手を投入の往路で流れに乗り、復路の選手たちが粘れれば、復活のシード権獲得も十分期待!
第94回箱根駅伝2018 中央大学 区間エントリー予想
往路
1区: 舟津彰馬(2年)
1区は中央大学の漫画の主人公 舟津彰馬(ふなつしょうま)選手!
5000PB: 13:50.79 (2016/10/23)
1万PB: 28:35.07 (2017/11/25)
20kmPB: 00:59:48 (2017/10/14)
ハーフPB: 01:06:13 (2017/02/05)
出身高校: 福大大濠(福岡県)
誕生日: 1997/9/25
身長/体重: 169cm/54kg
中学まではバスケットボール部に所属し、高校時代から本格的に陸上競技を始め、当時の5000mの自己ベストは 14分27秒78を記録、
黄金世代の13分台の選手達との差は大きかったものの、昨年中央大学復権を目指す改革の中で、史上初の1年生主将に就任し素質が覚醒!
記録会では5000mで13分台、1万mで28分台と1年間で大学トップレベルの選手に成長し、
全日本駅伝予選会3組1位、全日本インカレ1500m優勝、箱根駅伝予選会14位と勝負レースでの抜群の勝負強さはすごいの一言!
チームメンバーが漫画の主人公と評するのも頷ける程の活躍です♬
本人も「僕は分かりやすい戦いが好き。1区はトップで中継所に入れば区間賞。自分の長所である勝負強さを生かしたい」と語るように1区での出場は既に既定路線!
第94回箱根駅伝2018では、区間賞の走りで、中央大学のシード獲得を実現してもらいたいものです!
*中央大学 舟津彰馬選手
自ら中央大学メンバーを先導し引っ張るキャプテン魂に涙出そうになりました。
昨年からの巻き返し。苦楽を乗り越えた先には光がある。箱根駅伝ガンバレ pic.twitter.com/GoEJmpKDuf
— ヨッシー陸上Love (@5_yk43150) 2017年10月14日
2区: 堀尾謙介(3年)
2区は中央大学のメガネエース 堀尾謙介(ほりおけんすけ)選手!
5000PB: 13:54.45 (2016/10/23)
1万PB: 28:34.54 (2016/11/26)
20kmPB: 00:59:49 (2017/10/14)
ハーフPB: 01:05:01 (2017/03/05)
出身高校: 須磨学園(兵庫県)
誕生日: 1996/8/12
身長/体重: 183cm/59kg
本来は箱根駅伝予選会でも日本人2位を獲得し、急成長している中山顕選手が花の2区に配置されることが濃厚でしたが、11月の故障の影響で復路に配置されることが濃厚に。。。
代役はというと、前回の第93回箱根駅伝2017では、中央大学は出場ならずも、学連選抜のオープン参加として花の2区を実際に走っている堀尾謙介選手しかいないでしょう!
今年の記録会では自身2度目の10000m28分台を記録し、調子も良さそうですので、
第94回箱根駅伝2018では、1区の舟津彰馬選手からのいい流れを引き継いで、エース区間でも区間上位を期待したいです!
【第93回箱根駅伝】
2区:生麦
堀尾謙介選手(学連/中央大) pic.twitter.com/wGrWGafLmU— なかやまけいすけ (@919_keisuke) 2017年1月2日
3区: 竹内大地(4年)
3区は中央大学の頼れる最上級生エース 竹内大地(たけうちだいち)選手!
5000PB: 13:56.15 (2016/12/04)
1万PB: 29:12.72 (2016/11/26)
20kmPB: 01:00:53 (2017/10/14)
ハーフPB: 01:03:51 (2017/02/05)
出身高校: 中京大中京(岐阜県)
誕生日: 1996/1/31
身長/体重: 178cm/60kg
最上級生の4年生はチームエントリー自体も2選手だけでしたが、中でも世代のエースとして苦しいチーム状態の中チームを引っ張り続けてきた副主将!
自身最初で最後の箱根駅伝では、往路の主要区間の3区でチームを勢いづかせる上位での走りを期待します♪
それだけの力は十分にあります!!
第94回箱根駅伝2018では、一緒に走れない仲間の思いものせた、熱い走りを見せてください!
竹内 大地選手(中央大学) pic.twitter.com/f30Vk3e7xa
— *サヤカ* (@syk_photo_) 2017年11月26日
4区:池田勘汰(1年)
4区は中央大学の粘りのスーパールーキー 池田勘汰(いけだかんた)選手!
5000PB: 14:26.65 (2016/11/26)
1万PB: 29:13.59 (2017/11/25)
20kmPB: 01:00:57 (2017/10/14)
出身高校: 玉野光南(岡山県)
クロスカントリーのアップダウンに強いスーパールーキーは、アップダウンがある4区の適性が高いとみます!
準エース区間であり、他チームの主力級が配置されることが濃厚な4区で、このルーキーがどれだけ粘りの走りができるかが往路の重要なポイントになりそうです。
1年生ながら1万m29分台前半、箱根駅伝予選会でも60分台の74位で、早くも長い距離に対応してきているので、第94回箱根駅伝2018でもきっとやってくれるでしょう!
相模原クロカン男子ジュニア5㎞
@相模原ギオンスタジアム4位米田智哉(大阪高)
1位池田勘汰(玉野光南高)
2位星岳(明成高)
3位西田壮志(九州学院高)ラスト400mで米田選手がスパートするもラストは池田選手が優勝。池田選手はこの春中大へ、PBは14分30秒17 pic.twitter.com/C0vTJ0zVUL
— むっくん(陸上垢) (@OhAG7CkzgZfFrMl) 2017年3月11日
5区:畝拓夢(1年)
5区は中央大学のゴールデンルーキー 畝拓夢(うねたくむ)選手!
5000PB: 14:12.26 (2016/06/24)
1万PB: 29:35.83 (2017/09/23)
20kmPB: 01:00:22 (2017/10/14)
出身高校: 倉敷(岡山県)
昨年の全国高校駅伝2016で直前で故障しながらもエース区間の1区で区間5位で力走しチームの優勝に大きく貢献したゴールデンルーキーで、
大学に入ってからも故障に悩ませながらも、勝負レースの箱根駅伝予選会では1年生トップの全体33位で走り切ったそのポテンシャルの高さは末恐ろしいです!
本人自身が希望しており、適正も高い5区山登りでの爆走!の可能性もあるのではないでしょうか。
藤原監督も選手名こそ明かしてないものの、「5区は1時間12分台で戻ってきたい」(※前年度5区を1時間12分台で走り切ったのは2選手のみ)と語っているように、第94回箱根駅伝2018では5区が中央大学の秘密兵器で、往路の重要ポイントになりそうです♬
*中央大学 畝拓夢選手
→先輩に負けずまいと力強い走りを見せてくれた。 pic.twitter.com/UdCommIUwc
— ヨッシー陸上Love (@5_yk43150) 2017年10月14日
復路
6区: 冨原拓 (2年)
6区は中央大学のスピードスター 冨原拓(とみはらたく)選手!
5000PB: 14:13.50 (2016/10/23)
1万PB: 29:36.88 (2017/12/02)
20kmPB: 01:01:53 (2017/10/15)
出身高校: 尽誠学園(香川県)
誕生日: 1998/3/29
身長/体重: 169cm/56kg
情報筋によると、第94回箱根駅伝2018の6区は早くから候補が決まっており、かなりの適性があるとのこと・・・
現状、一番可能性が高いのは中央大学のスピードスターではないでしょうか。
2017年12月に1万mのPBを記録していることからも、徐々に長い距離にも対応できているので、自慢のスピードを生かして上位で下りきってほしいですね♬
#日本インカレ 1500m
冨原拓 選手 (中央大学) pic.twitter.com/uDdQPsQJRQ— まなつ (@y__mana2) 2016年9月2日
7区:中山顕(2年)
7区は中央大学の努力のエース 中山顕(なかやまけん)選手!
5000PB: 13:53.07 (2017/10/21)
1万PB: 29:16.49 (2017/06/18)
20kmPB: 00:59:36 (2017/10/14)
ハーフPB: 01:04:12 (2017/02/05)
出身高校: 伊奈学園総合(埼玉県)
本来はエース区間の花の2区出の出場が濃厚でしたが、11月に左足甲骨膜炎を発症してしまい、現在は復路での起用が濃厚。
スポーツ推薦ではなく、一般入試からの成り上がりでチームのエースにまで上り詰めた、努力型のエースがどこまで回復できるかが、第94回箱根駅伝2018のシード権争いにも大きく関わってきそうです。
箱根駅伝予選会
中山顕(中央大) pic.twitter.com/OTsbbihw7d— しば (@atmgoksi) 2017年10月15日
8区:川崎新太郎(1年)
8区は中央大学の隠し玉ルーキー 川崎新太郎(かわさきしんたろう)選手!
5000PB: 14:25.74 (2017/10/21)
1万PB: 29:44.39 (2017/11/25)
20kmPB: 01:01:22 (2017/10/14)
出身高校: 水口東(滋賀県)
箱根駅伝予選会では、大方の予想を覆しチーム内9番手、全体126位で出場権獲得に貢献!
持ちタイムはないものの、ここにきて急成長を見せている選手です!
この隠し玉ルーキーが、第94回箱根駅伝2018でさらなる成長した姿でサプライズを見せてくれるのであれば、チームにとってはかなりの追い風になりますね♬
滋賀県陸協記録会
男子5000m 2組
1 川崎新太郎 水口東 14:45.20
2 矢野直幹 比叡山 14:48.47
3 吉岡遼人 草津東 14:48.53
4 高畑凌太 草津東 15:01.76ゴールの動画 pic.twitter.com/RGyTZneukx
— かつ (@Taitiankeyan) 2016年12月3日
9区:苗村隆広(3年)
9区は中央大学のロードマスター 苗村隆広(なむらたかひろ)選手!
5000PB: 14:33.43 (2014/12/07)
1万PB: 29:35.18 (2017/11/25)
20kmPB: 01:00:50 (2017/10/14)
ハーフPB: 01:04:34 (2017/03/05)
出身高校: 西脇工業(兵庫県)
誕生日: 1996/5/14
身長/体重: 170cm/53kg
中央大学のチームとして唯一、箱根駅伝に出場した選手です!
2年前の第92回箱根駅伝2016では、当時1年生ながらロードに強い適性が買われ8区を任されるも、区間17位と悔しい走りでした。
2017年11月に1万mの自己ベストを更新するなど、調子もよくリベンジに燃える箱根を知っている3年生には、復路のエース区間9区での粘りの気合の走りを期待!
【6/18 全日本大学駅伝予選会】
1組
苗村 隆広選手(中大) pic.twitter.com/98Fu5Lo0MT— みさっきー (@m38_cw) 2016年6月19日
10区:加井虎造(1年)
10区は中央大学のド根性ルーキー 加井虎造(かいとらぞう)選手!
5000PB: 14:19.00 (2017/04/09)
1万PB: 29:08.09 (2017/12/02)
20kmPB: 01:04:24 (2017/10/15)
ハーフPB: 01:08:35 (2017/11/19)
出身高校: 西脇工業(兵庫県)
10区は正直かなり迷いました!
今までチームを引っ張ってきて、長い距離でも頼れる4年生の江連崇裕選手を配置したい気持ちが強いものの、中央大学シード権獲得のためには今一番勢いがあるといっても過言ではないスーパールーキーの加井虎造選手に期待!
2017年12月の記録会の1万mでもチーム内でも4番手に位置される29分08秒09を記録。
1万mまでは チーム内上位の力を示しましたが、長い距離に対応できているかが唯一の不安となります、、、
箱根の距離に対応できていれば、サプライズを見せてくれる可能性は十分あるでしょう!
中央大陸上部ホームページがリニューアル。新入生、加井虎造選手(西脇工出)の笑顔が最高。いい子なんだろうな。性格が表情ににじみ出てるわ。
https://t.co/t7GgWGUOge pic.twitter.com/EcWcbsH9mr
— くさも さえたろう T&F Report (@kusamo_saitaro) 2017年4月11日
まとめ
1区:舟津彰馬(2年)
2区:堀尾謙介(3年)
3区:竹内大地(4年)
4区:池田勘汰(1年)
5区:畝拓夢(1年)
6区:冨原拓 (2年)
7区:中山顕(3年)
8区:川崎新太郎(1年)
9区:苗村隆広(3年)
10区:加井虎造(1年)
やはりエースの中山顕選手の故障が痛いですね・・・ただ、復路で走れるレベルまで戻る可能性もあるということなので回復力に期待ですね!
結果として、最上級生の4年生が1人、中心になるべき3年生が3人、2年生が2人、そして1年生がなんと4人になってしまいました!
上級生の駒が少ないのは、経験が重要な箱根駅伝ではマイナスポイントでしょうか。
ゴールデンルーキーたちの爆発力にかけるしかない状況が少し難しい所ですが、その分ハマればシード権獲得は十分な勢いはあるかと思います!