箱根駅伝に87回連続の90回出場、往路優勝15回、復路優勝14回、総合優勝14回を誇る、名門の中央大学陸上競技部長距離(駅伝)ブロックにおいて、1年生ながらも副主将として抜擢されて活躍しているのが、田母神一喜(たもがみかずよし)選手となります。
※連続出場、出場回数、往路、復路、総合優勝回数はすべて最多記録です。名門という言葉がぴったりですね。
顔が沖縄風な感じでイケメンですし、走るフォームもかっこいいですし、1年生ながらも伝統の中央大学駅伝部で副主将に抜擢されて活躍されているので、モテモテでしょうね。
https://twitter.com/roiokkii/status/727117972863508480
ほら、やっぱりね。
ちなみにですが、中央大学陸上競技部長距離(駅伝)ブロックの主将は同じく1年生の船津彰馬選手(福岡大付大濠高卒)となります。
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目次
プロフィール
氏名 | 田母神一喜 |
生年月日 | – |
高校 | 学法石川高(福島) |
大学 | 中央大学 |
自己ベスト
800m | 1分49秒58 |
1500m | 3分42秒44 |
5000m | 14分29秒21 |
10000m | – |
20000m | – |
ハーフマラソン | – |
主な駅伝成績
2014年全国高校駅伝 | 5区 4位(00:08:39) |
2015年全国高校駅伝 | 2区 16位(00:08:29) |
2016年都道府県駅伝 | エントリー |
主な大会成績
2015全国高校総体(インターハイ) | 男子1500m | 優勝(3分48秒48) |
2015国民体育大会(国体) | 少年男子800m | 優勝(1分50秒34) |
2015世界ユース陸上競技選手権 | 男子800m | 7位(1分52秒58) |
2016全日本インカレ | 男子800m | 3位(1分49秒58) |
高校時代から抜群のスピードを活かし、800m、1500mの中距離路線で素晴らしい結果を残していますね。
高校3年時のインターハイと国体でそれぞれ優勝しているって改めて、すごい実績です。当然ですが日本の高校生で一番速いってことですもんね。かっこいい!
2015 和歌山インターハイ陸上 男子1500m 決勝
ラストの200m~100mにかけてが特に速いです。ああいうレース運びをされるとラストに自信がある選手であっても勝ち目がなさそうですね。
田母神一喜選手優勝インタビュー
3年最後の目標が優勝だったので、心の底から喜びが出てきて、ゴールでのガッツポーズになった。
(序盤後方での位置取りだったが)自分のラストスパートがあれば全員食えると思っていた。
同じ学石の遠藤日向が1500mを回避したが、日向がいない限り勝てると思っていた。本当は日向と戦いたかったが、出ない以上は学石で必ず1位を取ると思っていた。
強気ですねー。やっぱり本人もラストスパートには自信を持っているみたいですね!
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また、大学に入っても、1年生ながら日本インカレ800mパーソナルベストで3位表彰台と順調に実績を積み上げています。
これで、誇り高き黄台選手ですね!
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2016 全日本インカレ陸上 男子800m 決勝
ラストスパートの切れ味はすでに大学のトップレベルの選手にも引けを取らないレベルですね!
さらに、2016年10月30日(日)に行われた第15回かわさき陸上競技フェスティバル男子1500m において3分42秒44のパーソナルベストを記録しており、その記録はなんとジュニア(20歳未満)の日本歴代 PBトップ4にも名を連ねる快記録となっております。
1500mジュニア(20歳未満)日本歴代 PBトップ10
タイム | 名前 | 所属 | 日付 | |
1 | 3分38秒49 | 佐藤清治 | 佐久長聖高等学校 | 1999年5月22日 |
2 | 3分41秒6 | 中村孝生 | 日本体育大学 | 1977年10月28日 |
3 | 3分42秒02 | 藤脇友介 | 山梨学院大学 | 1992年9月20日 |
4 | 3分42秒44 | 田母神一喜 | 中央大学 | 2016年10月30日 |
5 | 3分42秒58 | 佐藤大樹 | 東海大学 | 2006年5月27日 |
6 | 3分42秒81 | 河村 一輝 | 明治大学 | 2016年9月24日 |
7 | 3分43秒54 | 巽博和 | 順天堂大学 | 1988年7月10日 |
8 | 3分43秒69 | 關颯人 | 東海大学 | 2016年8月5日 |
9 | 3分43秒88 | 阪口竜平 | 東海大学 | 2016年6月4日 |
10 | 3分44秒21 | 前田恋弥 | 明治大学 | 2015年7月12日 |
ただ、同じく今年記録を更新している同学年の3人(河村 一輝選手、關颯人選手、阪口竜平選手)も6位、8位、9位にランクインしていて本当に凄い世代ですね。今後も良いライバル関係で切磋琢磨して日本陸上界を盛り上げていって頂きたいです。
田母神一喜選手は箱根駅伝には出場しない!?
伝統の中央大学の長距離ブロックに入部したとなると、やっぱり気になるのはお正月の風物詩である箱根駅伝での活躍ではないでしょうか?
しかし、残念ながら田母神一喜選手は今のところ駅伝に挑戦する意向はあまりないみたいです。
ロードの長い距離よりも、トラックの短い距離で世界と勝負したいという田母神一喜選手本人の意向があるみたいで、箱根駅伝などの長い距離のロードレースには挑戦しないみたいですね。
今年行われた第93回箱根駅伝2017予選会(ロード20kmレース)にも出場しておらず、チームをサポートしておりました。
結果、中央大学は総合11位となり、10位までに与えられる箱根駅伝出場の切符はあともう少しのところで、タイムにしてわずか44秒差で逃しています。箱根駅伝に87回連続出場という歴代最多記録も残念ながら破れてしまいました。
副主将という立場でありながらも、サポート、応援するしかなかった、そして結果につながらなかったという非常に悔しい気持ちは当然あるでしょう。
この結果を踏まえて田母神一喜選手の心情に変化はあったのか、なかったか外部の人間からは知る由もないですが、どうなろうと田母神一喜選手本人の今後の活躍を応援していきたいです。
終わりに
名門の中央大学陸上競技部長距離(駅伝)ブロックにおいて、800m、1500mの中距離を中心にジュニア日本歴代記録にも名を連ねるなど、目覚ましい活躍を見せている田母神一喜選手でした。
本人の意向からお正月の風物詩箱根駅伝で活躍する姿を見ることはできなそうですが、それでも個人的には、出雲駅伝の短い区間であれば、もしかしたら、もしかしたら活躍する姿を見られるかもと少し期待は持っております。
ただ、そもそも出雲駅伝の出場資格である箱根駅伝上位10校に入るというのがチームとして、現状からするとなかなか難しそうですが、やっぱり中央大学のいない駅伝はおもしろくないので、是非とも復活して頂きたいです。
田母神一喜選手の爆発的なスピードが長い距離に対応できるようになると・・・と想像するとワクワクしますが、東京オリンピックのトラック競技で世界のトップランナーと互角に渡り合っている姿を想像するのもワクワクします。
まぁ、要するに田母神一喜選手には私達をワクワクさせてくれる魅力があるということですね。今後の活躍から目が離せません!