2016年第92回箱根駅伝において、当時1年生ながら6区山下りを区間記録タイ、青山学院大学歴代記録という圧倒的なスピードで颯爽と駆け下りた青山学院大学が誇る山下りのスペシャリストが小野田勇次(おのだゆうじ)選手になります。

青山学院大学 小野田勇次選手
素敵な笑顔です!小野田勇次選手はスポーツマンの好青年という印象が強いですね♪
プロフィール
氏名 | 小野田 勇次 |
生年月日 | 1996年9月3日 |
高校 | 豊川高校(愛知) |
大学 | 青山学院大学 |
小野田勇次選手は2015年に愛知県のスポーツの名門豊川高校を卒業し、王者青山学院大学に進学しております。
豊川高校は2011年の東日本大震災の影響で、震災の被害を受けた仙台育英高校から転入生を受け入れております。
転入生の一人には、現青山学院大学絶対的エースの一色恭志選手もいて1年間同じチームで過ごしております。
ちなみにですが、現東洋大学のスピードスター服部弾馬選手も同時期に転入してきております
現在大学駅伝界が誇るの2大スターと同じ高校で競技をしていたと考えるとすごい豪華ですね♪
12月1日 日体大記録会5000m 32組
小野田勇次(豊川高) 14:24.28 32組2着
先週の東海高校駅伝で7区区間賞の選手 pic.twitter.com/IE994n6zNm— Rk (@rk12xx19rk) December 2, 2013
豊川高校のユニフォームは青学のブルーのユニフォームに似ていますね。一瞬青学時代の写真かと思ってしまいました(汗)
自己ベスト
1500m | – |
5000m | 13分46秒93 |
10000m | 29分59秒31 |
20000m | – |
ハーフマラソン | 1時間04分57秒 |
小野田勇次選手は大学2年生となる2016年からトラックでも急成長し、5000mの13分46秒93という記録は大学長距離界では非常に優秀な記録で、大学トップレベルのスピードを持っていることが分かります。
王者青山学院大学でも、絶対的エース一色恭志選手、3年生エース田村和希選手に次ぐチーム3番手で、大学全体でも14番手にランクインする好記録です!
青山学院大学 5000mPB10傑
順位 | 氏名 | 学年 | 記録 |
1位 | 一色 恭志 | 4 | 13:39.65 |
2位 | 田村 和希 | 3 | 13:43.22 |
3位 | 小野田勇次 | 2 | 13:46.93 |
4位 | 吉永 竜聖 | 3 | 13:49.83 |
5位 | 安藤 悠哉 | 4 | 13:51.66 |
6位 | 中村 祐紀 | 3 | 13:52.29 |
7位 | 鈴木 塁人 | 1 | 13:53.20 |
8位 | 茂木 亮太 | 4 | 13:53.46 |
9位 | 秋山 雄飛 | 4 | 13:53.76 |
10位 | 下田 裕太 | 3 | 13:53.96 |
この豪華メンバーで3番手というのは、改めてすごいことだと感じます!山下りだけでなく平地でも勝負できるスピードがありますね♪
関連記事→鈴木塁人選手紹介 アジアジュニアも制覇した青学大のスーパールーキー
世田谷男子5000m 25組https://t.co/yOcs6hcKLY
秦将吾 13:40.79、關颯人 13:41.28
出雲エントリー外の小野田勇次が13:46.93、下田裕太、田村和希はゴール後にハイタッチ
一色恭志・鈴木塁人・茂木亮太が後方で設定タイム通りか— EKIDEN News (@EKIDEN_News) October 2, 2016
小野田勇次選手は超高速レースとなった2016年10月1日の世田谷陸上競技会5000m25組において、それまでの13:56.87という自己記録を一気に10秒近くも縮め、13:46.93という好記録をマークしております。
5000mや駅伝での実績に比べると10000mやハーフの記録は、以外にも平凡ですね。
これはあまり大会に出場していないという理由が大きく、小野田勇次選手は今すぐにでももっと良いタイムを出せる実力はあると思います。
主な駅伝成績
高校成績
2014年全国高校駅伝 | 4区 16位(00:24:27) |
2015年都道府県駅伝 | 4区 22位(00:14:40) |
小野田勇次選手は高校時代には既にトラックで5000m14:15.70というPBを持っていて、名門豊川高校でエースとして活躍していたことを考えると、このロードでの実績は、あまり納得のいく走りではなかったのではないでしょうか。
〔都大路:全国高校駅伝〕四区
有馬圭祐選手(大牟田)
三輪軌道選手(愛知)
金子鷹選手(諫早)
小野田勇次選手(豊川)
中村幸成選手(鹿児島実業) pic.twitter.com/aUAxNQoOHr— mito (@_mito_cam_) December 21, 2014
小野田勇次選手がどこにいるかわかりますか?ヒントは豊川高校の青いユニフォームです♪
残念ながら、2枚の写真は大牟田高校の有馬圭祐選手にかぶってしまっていますね(笑)右下の写真はちゃんと小野田勇次選手が写っています。
大学成績
2016年箱根駅伝 | 6区 2位(00:58:31) |
2016年全日本大学駅伝 | 5区 1位(00:35:07) |
小野田勇次選手はロードが苦手なわけでは決してないということは、大学駅伝で既に証明してくれていますね!
5000m14分15秒台の持ちタイムで王者青山学院大学の一員としてはまだまだだと思われていた1年生時の2016年箱根駅伝での爆走、トラックでも覚醒した2年生時の2016年全日本大学駅伝での区間賞での快走は、共に素晴らしい活躍でしたね♪
特に2016年第92回箱根駅伝において、当時1年生ながら6区山下りを区間記録タイ、青山学院大学歴代記録という圧倒的なスピードで颯爽と駆け下りた姿は圧巻の一言で、お正月のお茶の間で衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか!
〔箱根駅伝2016〕6区
小野田勇次選手(青山学院大学)
新春の箱根を一番で駆け下りる爽快感を一年生から味わうことが出来る幸せ。上り以上に身体へのダメージが大きい下りを、来年も「この区間で」と志願できる強さと揺るがなさは素晴らしい。 pic.twitter.com/DZKfadyE61— mito (@_mito_cam_) January 17, 2016
青山学院大学の原監督は小野田勇次選手について、2016年第92回箱根駅伝の戦前には既に以下のように非常に高い評価を下しておりましたが、結果は残り3kmの箱根湯本までではなく中継所まで58分台で走り切り、戦前の高い期待すらもあっさりと超える爆走となりました!
「下りで前傾する際に猫背ではなく、ちゃんとした軸を
持っている」と、下り向きのフォームを評価。
チームには前回の6区を59分11秒で走り区間2位の村井駿(3年)
がいるが、指揮官は「(下りが終わる残り3キロの)箱根湯本までなら
58分台のペースで来る力はある」と潜在能力に期待する。
【全日本大学駅伝】5区 小野田勇次選手@onodayuji 初めての三大駅伝区間賞。 この経験は、絶対これからより強くするスパイスになると思います。 来年、再来年とチームを引っ張る主力になるはず。 箱根も楽しみです! pic.twitter.com/cs4XW60BdQ
— ネモトジュリ✾ (@jerry_tnct) November 6, 2016
『下りだけじゃなく、平地でも走れるところを見せたい!』といった小野田勇次選手本人のコメント通り、2016年全日本大学駅伝では平地でも強いということを存分に見せつけてくれました。
トラックでも覚醒した小野田勇次選手を見ると、2017年第93回箱根駅伝では我々の想像をはるかに超えた異次元の走りを見いせてくれるのではないかと勝手に期待してしまいます。
ちなみにですが、2016年全日本大学駅伝でMVPを獲得したのは、同じく青山学院大学の同学年の森田歩希選手になります。
王者青山学院大学でも2015年入学世代が徐々に頭角を現してきていますね♪
関連記事→森田歩希選手紹介 帰ってきた日本のほまれ!歴代記録保持者が全日本大学駅伝MVPで世代トップに返り咲く
主な大会成績
2016関東インカレ2部 | ハーフマラソン | 28位(1時間8分38秒) |
こちらは失敗レースになるかと思います。小野田勇次選手の実力はこんなもんじゃないはずです。
関東インカレ
ハーフマラソン 2部青学
小野田 勇次 選手
貞永 隆佑 選手 pic.twitter.com/05KM41biAS— ku_min (@kunkun_san) May 22, 2016
終わりに
トラック、平地のロード、得意の山下りとすべてにおいてハイレベルな実績を残しており、王者青山学院大学でも既に欠かせない存在となっている小野田勇次選手。
最近小野田くんほんますき〜♡/
好きな人RTよろしくっ!!!
してくれた人follow100%!!!
いっぱい話したい〜(♡)#小野田勇次#箱根駅伝#青山学院 pic.twitter.com/N0sqPEMKgj— □○あや▽☆ (@a_yu_0903) February 5, 2016
中でも箱根駅伝6区山下りにおける期待というのは圧倒的に高いのではないでしょうか!
3代目山の神である神野大地選手が卒業し圧倒的なアドバンテージがなくなった王者青山学院大学では、2017年第93回箱根駅伝制覇に向けては、6区山下りの小野田勇次選手の活躍が必要不可欠な要素になってくるかと思います。
2017年第93回箱根駅伝では、5区山登りの距離が2.4km短縮されることにより、5区の影響度は2016年迄に比べ下がることは明確であり、距離が延びる4区や、山下りの6区でどれだけアドバンテージが取れるかがカギを握るかと思います。
一色恭志選手や田村和希選手らと共に駅伝の流れを一変させるほどの走り、ゲームチェンジャーとしての役割も期待されているのではないでしょうか!
大学2年生になってさらに覚醒した、小野田勇次選手であれば、その高い期待をも超える圧倒的な走りを見せて、新たな山の神(下り)になっている姿が想像できます!
小野田勇次選手本人も『箱根駅伝では6区で区間新を出したい!』と力強い意気込みを語っております。
新山(下り)の神(になるであろう)小野田勇次選手の今後の活躍から目が離せません!