大学大会戦前予想

2017年第93回箱根駅伝 区間エントリー、注目選手、戦前予想 ~駒沢大学~

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2016年10月10日(月)の第28回 出雲駅伝では5位、2016年11月6日(日)の全日本大学駅伝では3位と、共に大エースの中谷圭佑選手を欠く中でも、安定した成績を残し自力の高さを証明している強豪駒沢大学。

大エースの中谷圭佑選手復活と共に2008年の第84回大会以来の箱根駅伝総合優勝を目指すそんな駒沢大学の2017年第93回箱根駅伝における区間エントリー、注目選手、戦前予想を予想していきます。


大学三大駅伝

◆出雲駅伝(2016年10月10日):6区間45.1km

◆全日本大学駅伝(2016年11月6日):8区間106.8km

◆箱根駅伝(2017年1月2,3日):往路5区間107.5km 復路5区間109.6km 計10区間217.1km

2017年第93回箱根駅伝 各区間距離及び中継所

往路
第 1区(21.4㎞) 大手町読売新聞東京本社前~鶴見
第 2区(23.2㎞) 鶴見~戸塚
第 3区(21.5㎞) 戸塚~平塚
第 4区(20.9㎞) 平塚~小田原
第 5区(20.8㎞) 小田原~箱根町芦ノ湖駐車場入口
復路
第 6区(20.8㎞) 箱根町芦ノ湖駐車場入口~小田原
第 7区(21.3㎞) 小田原~平塚
第 8区(21.5㎞) 平塚~戸塚
第 9区(23.2㎞) 戸塚~鶴見
第10区(23.1㎞) 鶴見~日本橋~大手町読売新聞東京本社前

※2017年第93回箱根駅伝から、4区は2.4km長く、5区は2.4km短くなります。

4区:18.5km → 20.9km
5区:23.2km → 20.8km

5区が山の神と呼ばれるような選手を多く生み出す注目の区間である一方で選手への負担や総合優勝への貢献度の高さが問題視されてきたことが理由に挙げられています。

2017年第93回箱根駅伝 駒沢大学区間エントリー予想

往路

1区: 中谷圭佑 (4年)

1区は復活の大エース4年生の中谷圭佑(なかたにけいすけ)選手に任せます!

まずはここで先制パンチ!大エース中谷圭佑選手には区間賞を獲得してもらい、王者青山学院大学の前に出て、是が非でもレースの主導権を握りたいです!

ハーフマラソン現役日本人学生トップの1時間01分21秒、10000mでも同じく現役日本人学生トップの28分17秒56という持ちタイムを持っており、現役日本人学生ナンバー1ランナーと言っても過言ではないでしょう!

駅伝でも、2014年第90回箱根駅伝では4区区間賞、 2015年第91回箱根駅伝では3区区間賞、2016年第92回箱根駅伝では3区区間2位と、1年生時から箱根駅伝に連続出場し見事な実績を残しております。

また、箱根駅伝では一度も外していないという安定感は絶大なものがあり、絶対に外せない2017年第93回箱根駅伝の重要な1区を安心して任せられるのは中谷圭佑選手しかいないでしょう!

故障の回復具合だけが少し気がかりですが、中谷圭佑選手が完全復活しない限りは駒澤大学の往路優勝も総合優勝も見えてこないので、是非とも最後の箱根駅伝にあわせて頂きたいと思います。

2区:工藤有生(3年)

2区は3年生エースの工藤有生(くどうなおき)選手に期待です。

先輩の中谷圭佑選手に次ぐハーフマラソン現役日本人学生2位の1時間01分25秒、10000mでは現役日本人学生4位の28分23秒85という記録を持っており、ポテンシャルからすればエース区間の2区でも十分に戦えると思います。

意外にも大学3大駅伝ではまだ区間賞を獲得したことはありませんが、2015年第91回箱根駅伝では4区区間2位、2016年第92回箱根駅伝では花の2区区間4位と好成績を収めており、駅伝の適性も問題ありません。

中谷圭佑選手が実力通り区間賞で工藤有生選手にタスキを渡し、工藤有生選手が先頭効果も相まって後続を更に引き離すレース展開となれば、駒澤大学の往路優勝が現実に見えてくると考えます♪

3区:西山雄介(4年)

3区は実績のある4年生エース西山雄介(にしやまゆうすけ)選手に任せます!

ハーフマラソン1時間02分43秒という記録を持っており、2012年全国高校駅伝花の1区区間賞、大学でも2015年出雲駅伝5区区間賞、箱根駅伝3年連続出場など実績は申し分ありません。

箱根駅伝には3年連続復路の7区に出場しており、2014年第90回箱根駅伝では区間3位、 2015年第91回箱根駅伝では区間2位、2016年第92回箱根駅伝では区間4位と安定した、好成績を残しております。

ですから、正直西山雄介選手を実績のある復路(7区)に残しておきたかったりもするのですが、中谷圭佑選手、工藤有生選手が作るであろういい流れを万が一にも壊したくないので、3区に投入したいと思います!この3区が駒澤大学の往路優勝の行方を大きく左右するのではないでしょうか!

差を縮められたとしても、何とかトップでタスキ渡ししたいですね♪

4区:下史典(2年)

4区は駒澤大学次期エース候補筆頭の下史典(しもふみのり)選手に託します!

2014年全国高校駅伝花の1区区間賞の走りで世代最強の称号を得て、2015年駒沢大学に鳴り物入りで入学した世代トップランナーの一人が、これまで大学では目立った成績をなかなか残せなかったですが、2016年出雲駅伝では歴代の区間記録を更新する等、ここに来て復活の兆し!

最後に上り坂のある全国高校駅伝1区で区間賞を獲得していることから、箱根駅伝4区の最後の上り坂もうまく対応できるかと思います♪

伊賀白鳳高校の先輩でもあり、2012年の全国高校駅伝花の1区区間賞を獲得している西山雄介選手との、伊賀白鳳全国高校駅伝1区区間賞コンビの注目のタスキリレーにも期待が高まります!

5区に大塚祥平選手が備えているので、青山学院大学に遅れたとしても秒差でつないでこれれば往路優勝は近いかと思います♪

関連記事→下史典選手紹介 駒沢大学次期エース候補筆頭!箱根路で世代最強の走りが復活なるか!?

5区:大塚祥平(4年)

5区は4年生の大塚祥平(おおつかようへい)選手で文句ないでしょう!

ハーフマラソン1時間02分32秒、10000m28分48秒94という学生トップレベルの記録を持っており、なにより2016年第92回箱根駅伝で5区を任され、1時間20分38秒で区間4位という好記録を残した実績があるというのは文句なしでしょう!

3代目山の神神野大地選手が卒業した今、5区に計算ができる大塚祥平選手を擁するというのは王者青山学院大学に対して圧倒的なアドバンテージになるかと思います!

4区までで青山学院大学と秒差にいれば、往路のゴール箱根町芦ノ湖駐車場入口にはきっと藤色のタスキをかけたはじける笑顔の大塚祥平選手が先頭で帰ってきてくれることでしょう♪

復路

6区:中村大聖(1年)

6区はスーパールーキーの中村大聖(なかむらたいせい)選手が面白いのではないでしょうか!

高校時代5000mPB14:03.48と世代トップレベルのスピードを持ちながら、2016年11月20に行われた上尾シティハーフマラソンでは初ハーフマラソンながら01:04:07と長い距離にも対応してきております。 

ここは持ち前のスピードを活かしてスーパールーキーが箱根の山を一気に駆け下りてくれることに期待します♪

7区:伊勢翔吾(2年)

7区は2年生の中村佳樹(いせしょうご)選手に託して、1~2年生のタスキリレー!

ハーフマラソンは 01:03:45とチーム7番目の記録を持っており、また全日本大学駅伝2016では7区を任され区間トップと27秒差の区間6位と上々の実績を残しているため、箱根駅伝でも計算ができる選手ではないでしょうか。

8区:紺野凌矢(3年)

つなぎ区間の8区は3年生の紺野凌矢選手を信じます!

2016年11月20に行われた上尾シティハーフマラソンでは自己ベスト更新とはなりませんでしたが、 01:04:21とセカンドベストをマークしており上々の記録を残しております。

同レースで、 01:03:54 のPBをマークしている堀合大輔選手と悩みましたが、駅伝での実績という意味で紺野凌矢選手を選びたいと思います!

9区:高本真樹(3年)

復路のエース区間9区は準エースクラスの3年生高本真樹(たかもとまさき)選手で問題ないでしょう!

往路の5人を除けば、一番期待値が高いのは間違いなく高本真樹選手です。

2016年11月20に行われた上尾シティハーフマラソンでは自己ベスト更新とはなりませんでしたが、 01:03:25とセカンドベストの好記録でゴールしており、調子もよさそうです♪

同じく9区で起用されることが予想される早稲田大学の準エース級の井戸浩貴選手とも互角に渡り合っていますね!

10区:中村佳樹(4年)堀合 大輔 (2年)

※2016/12/11追記

中村佳樹選手は残念ながらエントリーから漏れてしまったので、次点においていた堀合 大輔 選手を10区候補に変更します。

最終10区は4年生の中村佳樹選手に期待します!

7区に配置して1~4年生へのナカムラタスキリレーも捨てがたかったですが、第92回箱根駅伝2016でも最終10区を走っており、ここではその経験を是非とも活かしていただきたいですね♪

2016年11月20に行われた上尾シティハーフマラソンでは、 1:03:38と従来の自己ベストを50秒近くも更新する大幅自己ベストで、調子もよさそうです♪

次点

堀合大輔 (2年)

片西 景 (2年)

2016年11月20に行われた上尾シティハーフマラソンでは、1:03:54と自己ベストを更新し3分台突入と絶好調!の堀合大輔(ほりあいだいすけ)選手と、10000m学連記録会で29:30:73と自己ベストを更新し好調を維持している片西 景 (かたにしけい)選手も、当然箱根候補になっているかと思います♪

https://twitter.com/mtbcn2759/status/735093034409328640

まとめ

1区: 中谷圭佑 (4年)

2区:工藤有生(3年)

3区:西山雄介(4年)

4区:下史典(2年)

5区:大塚祥平(4年)

6区:中村大聖(1年)

7区:伊勢翔吾(2年)

8区:紺野凌矢(3年)

9区:高本真樹(3年)

10区:堀合大輔 (2年)

打倒青山学院大学を考慮して組んだオーダーですが、ポイントとしてはやはり往路です!往路に全力投球!

上位5人を全員往路につぎ込みます!特に絶対的エースの中谷圭佑選手を1区に惜しみなく投入して、1区で必ず青山学院大学の前に出てしっかりとレースの主導権を握ることが大事になるかと思います!

この往路のオーダーであれば、中谷圭佑選手がケガから完全復活し、一人も不調の選手がいないという条件付きで往路優勝もあり得るかと思います。

往路優勝してしまえば、往路に比べると極端に手薄になる復路でも先頭効果を活かして良い戦いができるのではないかと想像します!

駒澤大学は往路の5人が中心なので、この5人のうち1人でも不調な選手がいると、復路の駒が手薄な駒澤大学としてはかなり厳しい戦いになってしまうかと思います。

全ての大学に言えることではありますが、やはり1区からいかに主導権を握って走れるか、また青山学院大学の選手を焦らせるかがポイントになるかと思います♪

関連記事→2017年第93回箱根駅伝 区間エントリー予想 ~青山学院大学~

関連記事→2017年第93回箱根駅伝 区間エントリー予想 ~早稲田大学~

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第93回箱根駅伝2017区間エントリー

※2017年1月2日、3日の当日変更も含めて超速報していきます。

第93回箱根駅伝2017 区間エントリー選手一覧(全チーム)【画像・動画】

第94回箱根駅伝2018 区間エントリー、注目選手、戦前予想 ~駒澤大学~

第94回箱根駅伝2018 駒澤大学 予想

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