2016年大学駅伝界に新たな旋風を巻き起こしているモンスター世代の存在をご存知でしょうか?
そのモンスター世代の中でも、2013年1月の全国都道府県対抗男子駅伝で2区8分29秒の区間新記録を樹立し、中学生部門のMVPを獲得する等、早くからトップレベルで活躍し続け、2016年に名門早稲田大学に入学し旋風を巻き起こしているのが新迫志希(しんさこしき)選手となります。
冷静そうな表情をしておりますね!
目次
プロフィール
氏名 | 新迫志希 |
生年月日 | 1997年4月28日 |
高校 | 世羅高校(広島) |
大学 | 早稲田大学 |
名門の世羅高校の広島じゃけぇから、名門早稲田大学へ進学ですね。
世羅高校時代の同級生には、圧倒的な強さで全国高校駅伝3年連続3区区間賞を獲得し、現在中国電力で活躍するポール・カマイシ選手がいますね。
自己ベスト
800m | – |
1500m | 3分56秒26 |
5000m | 13分47秒97 |
10000m | 29分07秒06 |
20000m | – |
ハーフマラソン | – |
2014年11月2日中国実業団記録会では高校2年生ながら29分07秒06という好記録を残しています。この時点で大学でも即戦力レベルですね。
また早稲田大学入学後の2016年7月14日に行われたホクレン・ディスタンス2016 北見大会にて、5000m13分47秒97と自己記録を大幅に更新しており、この記録は2016年度入学のモンスター世代の中でも3位になる好記録で高校時代の世代9位からジャンプアップしています。
モンスター世代5000m大学PBトップ10
名前 | 大学 | 大学PB | |
1 | 關颯人 | 東海 | 13:41.3 |
2 | 鬼塚翔太 | 東海 | 13:43.6 |
3 | 新迫志希 | 早大 | 13:48.0 |
4 | 館澤亨次 | 東海 | 13:48.9 |
5 | 舟津彰馬 | 中央 | 13:50.8 |
6 | 阪口竜平 | 東海 | 13:51.7 |
7 | 横川巧 | 中学 | 13:52.5 |
8 | 鈴木塁人 | 青山 | 13:53.2 |
9 | 西川雄一朗 | 東海 | 13:58.5 |
10 | 高砂大地 | 中学 | 14:03.8 |
いやーやっぱり東海大学の活躍が目立ちますねー。
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主な駅伝成績
中学成績
2013年都道府県駅伝 | 2区 1位 (00:08:29)☆区間新 |
2013年1月の全国都道府県対抗男子駅伝で2区8分29秒の区間新記録を樹立し、中学生部門のMVPを獲得しております。
この大会で1番活躍した中学生ということは、モンスター世代トップに躍り出た瞬間ですね。すばらしいです。
高校成績
2013年全国高校駅伝 | 4区 8位(00:23:46) |
2014年全国高校駅伝 | 1区 6位(00:29:50) |
2015年都道府県駅伝 | 1区 32位 (00:21:08) |
2015年全国高校駅伝 | 7区 2位 (00:14:21) |
2016年都道府県駅伝 | エントリー |
2015年都道府県駅伝の失敗レースを除いては、高校でも安定した世代トップレベルの活躍を見せ、2015年全国高校駅伝都大路では、7区区間2位となり、世羅高校の2年連続9回目の優勝に貢献しています。
大学成績
2016年出雲駅伝 | 2区 12位(00:17:43) |
大学に入っても1年生ながら、2016年10月10日(月)に行われた第28回出雲駅伝において2区を任されておりますが、結果は12位と満足のいくものではなかったです。
主な大会成績
2014国民体育大会(国体) | 男子少年A 5000m | 2位 14分00秒45 |
2016全日本インカレ | 男子5000m | 4位 13分55秒34 |
2014国民体育大会(国体)では、青森山田高校のカリウキ選手には及びませんでしたが、2年生ながら日本人トップの2位とここでも世代トップの輝きを見せています。
2014国民体育大会(国体)男子少年A 5000m結果
順位 | 名前 | 学校名 | タイム |
1 | カリウキ(2) | 青森山田 |
13:55.9 |
2 | 新迫志希(2) | 世羅 |
14:00.5 |
3 | 湊谷春紀(3) | 秋田工 |
14:00.7 |
4 | 鬼塚翔太(2) | 大牟田 |
14:02.3 |
5 | 坂口裕之(3) | 諫早 |
14:04.0 |
6 | 塩尻和也(3) | 伊勢崎清明 |
14:05.2 |
7 | 下史典(3) | 伊賀白鳳 |
14:09.1 |
8 | 關颯人(2) | 佐久長聖 |
14:11.1 |
9 | 山藤篤司(3) | 愛知 |
14:12.6 |
10 | 古賀淳紫(3) | 鳥栖工 |
14:13.0 |
モンスター世代トップを争う關颯人選手、鬼塚翔太や、一つ上の世代最強で2016年リオオリンピックにも出場している塩尻和也選手をおさえての日本人トップには非常に価値がありますね。
また、大学に入ってからも、全日本インカレ5000mで錚々たるメンバーの中4位という素晴らしい成績を収めています。
#日本インカレ 男子5000m決勝https://t.co/weGhoxjnP9
横川巧がスタートから飛び出す。
ワンブイが13:51.99で優勝。新迫志希が終盤に単独2位を走るが、石川颯真がラスト勝負を制して日本人トップ。一色恭志もゴール直前に新迫を抜き3位。— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 3, 2016
いやー一年生とは思えない素晴らしい走りですね!
終わりに
大学長距離界に新たな旋風を巻き起こしている2016年度入学のモンスター世代の中で中学、高校と常に世代最強争いを続けてきている新迫志希選手。伝統の早稲田大学に進学後もその実力を遺憾なく発揮しております。
本人も「速い選手になることよりも強い選手になる。」ということを目標に掲げ、競技に取り組んでおり、必ずや大学でもまた世代トップレベルの輝きを我々に見せてくれるのではないでしょうか。
今後の活躍から目が離せません!